【眼科編】ただ医者のそばに立っているだけじゃない、パート看護師の業務とは?




看護師にとって眼科クリニックという所は、どんな業務をしているのかイメージがつきにくいかもしれません。実習でやらないし、確か国家試験も1〜2問しか出ない程度ですしね。なじみが薄いんですよね。

今回は、眼科での看護師の業務についてご紹介したいと思います。

 眼科の特徴

薄暗い中で診察するので、気分も暗くなりがちかもしれません。

ゆゆ子が勤務していたクリニックは、白内障、緑内障、ドライアイの患者さんが多かったです。コンタクトレンズ作成の人も多く患者数全体の1/3を占めていました。手術設備のないクリニックでした。

それから意外に多かったのが、まぶたの裏に結石ができているケースです。目がゴロゴロする、痛いといった症状で来院する患者さんの多くが、この結石でした。

結石の大きさは砂くらいの小さなもの。目薬による表面麻酔をして針でささっと除去します。針が目に迫ってくるので、患者さんはすごい怖がってましたね。処置は簡単に終わるんですけどね。

1日100〜150人くらいの患者さんを医師一人で診察していたので、白内障など経過観察中で落ち着いている患者さんだと1分くらいのスピード診療。

それに伴って、周りのスタッフはバタバタしていました。

看護師の業務

アナムネをとる

診察の前にあらかじめ看護師の方で、患者さんの状態を把握します。眼科で気を使うのは、一般で「はやり目」と言われている「アデノウイルス」です。周りへの感染力が強いので、専用の場所でお待ちいただきます。

診療介助

目薬をさしたり、処置が必要な患者さんの頭を押さえたりします。処置後の注意事項などを患者さんに説明します。

直接的な医療行為

眼科でも時々採血をすることがあります。目の方にアレルギー症状が出ている場合、アレルゲンを調べるためです。

目薬は、表面麻酔、散瞳薬、抗生剤を点眼します。

各種検査

機械の操作を覚えて行う検査が多数あります。

目の度数を測るレフラクトメーター(気球を見るやつ)、眼圧測定、眼底写真撮影、視野検査、OCT(視神経のダメージを調べる)など。

高齢の方だとまぶたが下がって黒目にかかっているので、片方の手で瞼を押さえながら、もう片方の手でピントを合わせます。コツを覚えるまでがちょっと大変かも。

視力検査

どれくらい見えるのかを測定する視力検査の他に、メガネ処方用の視力検査もします。メガネ処方は、医師から使用するレンズを指示されたうえで行います。

老眼鏡用のメガネ処方にいたっては、どのくらい細かいものを見たいかは人によって違うので、調整が難しいのですがやりがいがありました。

気をつけていたこと

ゆゆ子が勤務していた眼科クリニックは患者数が多く、院長は早食いでお弁当を食べるだけの昼休みしか取ることができない状態でした。そいうこともあってか、院長はとてもせっかちな人でした。数秒の時間も無駄にしたくない感じでした。

なので、指示を待っているのではダメ。話の流れから次必要になるものを考えて準備しておかないと、怒られてしまうほどでした。

結石を取るのための表面麻酔や、眼底検査のための散瞳薬の点眼など、前処置を同時進行で行うので、とにかくミスが起こらない工夫が必要でした。

忙しいとどの患者さんに何の点眼薬をしたのか混乱してくるため、メモとタイマーは必須でしたね。

さいごに

眼科って楽かと思って入ってみたら、実際は超忙しい分野でした。

白内障の日帰り手術をしているクリニックだと、また違った感じかもしれません。

コンタクトレンズで来院しているの中には自己中な人もいて「病気じゃないんだから先に診察して!」と詰め寄られたこともあります。

医療者の視点では、病気や怪我の人の方が優先順位が上なんですけどね。一般の人にはなかなか理解してもらえないみたいです。

そういったクレームをなだめるのも、看護師の仕事の一つでもありました。