復職までの下準備、子供の情緒を整える秘訣は褒め言葉のバリエーション




今日の記事は、今は子育てに専念しているけれど数年後には復職を考えている人に向けて書いています。

待ちに待った復職。

それなのに、子供の情緒が不安定になって、保育園や学校で問題行動を起こしたり、体調不良になってしまっては、仕事どころではなくなってしまいますね。

復職後も子供の情緒が乱れにくいポイントは、コミュニケーションにあります。

中高生の2人の娘を見ていて、最も効果があるのが褒め言葉だと実感しています。

ほめ言葉を安売りしない。注意したい5フレーズ。

お子さんを褒める時、どんな言葉をかけていますか?

「すごーい!」

「さすが!」

「えらいね!」

「おりこうさん!」

「上手だね!」

ここら辺が定番の褒め言葉なのではないでしょうか。

これ、多用すると子供って勘違いしちゃうんですよ。いったい何様?状態になるのです。

例えば長女が3歳くらいの頃、こんなことがありました。

お皿を下げただけ、物を持ってくるだけ、ゴミを捨てただけ、歯磨きを始めただけで、次のようなことを言うようになったのです。

「ねぇ、ママ見て見て!○○(娘の名)えらい?」

(いやいや。違うでしょ。

成長は嬉しいけど、それが偉い行いで褒め称えるに値するのかと聞かれたら、そんなことはない。

むしろお母さんは、涼しい顔して当たり前にできる子になって欲しいです。)

幼い子供には、身につけて欲しい基礎的な生活習慣ってたくさんあります。

はじめは出来なくて当たり前ですし、習慣化されるまでには根気と時間がかかります。

子供が自分からできるようになった事は、親として喜ぶべき事ですが、出来るようになること自体は特別な事じゃありません。

大きくなって家事を手伝うことが、偉いことなのでしょうか?凄いことなのでしょうか?

自立してもらうには、出来るようになってもらわないと困ります。

お手伝いさんがいるようなお金持ちのお嬢様だったら別ですが。

それにやっぱり、復職したら家族には家事を手伝ってもらいたいですしね。

 「すごーい」「えらい!」「さすが!」「上手!」「おりこうさん!」これらの褒め言葉って便利だしパワフル。

安売りせずに、あなたが本当にそう思った時、ここぞ!の時のためにとっておきましょう。

滅多に褒めない人が褒めるから、真実味が増すのです。

ほめ言葉のバリエーションを増やしていこう

「えらい」「すごい」「さすが」「おりこうさん」「上手!」

これは、とっておきの時、あなた自身が本当にそう思った時だけ、使うようにと、先ほどお話ししました。

日頃は、この5種類のフレーズは極力使わないようにして、別の言葉を用いて、ボキャブラリーを増やしていきましょう。

子供が自分からお手伝いをしてくれた時にかける言葉

小さな子が自分からお手伝いをしてくれる時、

「大好きなお母さんに喜んで欲しい、笑って欲しい」

「お母さんの役に立ちたい」

そんな心理が隠れています。

そんな気持ちに想いをはせて、次のような視点を持って言葉を選んでいきます。

  • 具体的にどう嬉しかったのか?
  • どんな風に役立ったのか?
  • 手伝ってくれたことで私にどういう影響があったのか?
  • その行動についてどう思ったのか?

具体的には、こんな感じで声をかけていました。

「お皿をさげてくれて、ありがとう。

おかげで早く片付けが済むよ。ママ、助かっちゃうな。

ほんのちょっとでも、とっても助かるんだよ。ありがとね。

ママが言わなくても自分から出来るようになったんだね。

もっとお姉ちゃんになったね。」

善意でやったことが、ちゃんと人の役に立っていて、なおかつ感謝されて喜ばれているんだという事を、ちゃんと伝えらえたらいいですね。

これって、生きる意味に通じているからです。

それは大人も子供も一緒。

こういう言葉をかけていくと、自己肯定感が上がり、情緒が安定します。

見たまま、そのまんまを言葉にして伝える

「ねぇ、ママ、見て見て!」

そう言って3歳の娘が差し出した1枚の絵 。

何が描かれているのか分からない謎すぎる絵がそこにありました。

さぁ、どうやって褒めましょう?

ポイントは、褒めるというよりも、子供の工夫のしどころを発見する気持ちを持つことが大切です。

次のような視点を持って伝えていきましょう。

  • 使われている色は?
  • 描かれている形は?
  • 絵から伝わってくる雰囲気は?
  • 以前と比べてできるようになっていることは?

会話にするとこんな感じです。

私:「赤と黄色と茶色と黒を使ってるね。使う色が増えたね。」

娘:「うん!」

私:「いろんな形の丸があるね。」

娘:「うん!」

私:「なんだか楽しそうな感じがするよ。」

娘:「ふふん♪」

私:「これは何を描いたのかな?」

娘:「アンパンマン!」

私:「大好きなアンパンマンを描いたんだね!」

娘:「そう!」

娘は満足げに、元いたところに戻って行きました。

 子供が求めているポイントはどこにある?

できるようになったことを、一緒に喜んでもらいたい。

今やっていることを、見守っていて欲しい。

自分の感性をそのまま受け入れて欲しい。

子供の反応を見ていると、幼い頃はもちろん中高生と大きくなった今でも、求められていると日々感じています。

反抗期が過ぎた今「聞いて!聞いて!」が復活してますから。(笑)

家庭は、子供が最初に体験する社会。認めて受け入れられた体験の積み重ねが、情緒の安定に役立つのです。

仕事にも役立っています

禁断の5フレーズ(えらい、すごい、さすが、おりこうさん、上手)を多用しなことは、最初のうちはとっても難しかったです。

でも、あれから10年以上経った今は、普通のことで、難しくもなんともありません。

このことは、看護師の仕事をする上で、大変役に立っています。

患者さんに生活習慣を改善してもらうための指導をしなければならないのですが、人の習慣て早々変えられるものではありません。

だからと言って、叱ってしまっては患者さんは萎縮するだけで、やる気がなくなってしまいます。患者さんの自尊心を傷つけない言葉が選べるようになったのは、子育ての中で努力した賜物です。

まとめ

復職までの下準備として、ほめ言葉のバリエーションを増やして子供の情緒を整えておくというお話でした。

ポイントをまとめます

  • 安売りしたくないほめ言葉→えらい、すごい、さすが、上手、おりこうさん
  • 見たまま、そのまんま、自分がどう感じたかを伝える
  • 善意でしてくれたことが、具体的にどう役立ったのか、どういう気持ちなのかを伝える

最初は難しいかもしれません。でも、お母さんがちゃんと見てくれている安心感を持った子供は強いです。

復職した時の力になってくれるでしょう。