看護師が提案する、親が高齢になったら話し合っておきたい3つのこと




ゆゆ子の両親は70代です。頼もしかった両親も気づいたら高齢者。

高齢になってくると病気になるとか死ぬこととか、身近になってきます。縁起でもないけれど、避けては通る事ができない重要な事です。

病棟勤務時代、多くの患者さんやご家族と接していく中でわかったのが、病気になってから死が間近に迫って来てからではなく、元気なうちに話し合っておくことが重要だということでした。

両親が60代後半になったころから、以下の3つのことを話し合いました。

入院したらキーパーソンは誰?

キーパーソンとは、第一連絡先になる人のことです。

入院中何かあったら真っ先に連絡が行きます。また、病状説明なども患者本人と一緒に聞く役割もあります。近くに住んでいる家族や長男長女がキーパーソンとなることが多いです。

ゆゆ子の実家のケースは、私たち子供は2人とも車で20分以内に住んでいます。

で、長女はゆゆ子だけれど、実家の近くに住んでいるのは妹という微妙な位置関係。

ゆゆ子は勝手にキーパーソンは妹になるんだろうな?と思っていましたが、念のため両親に確認したら違ってました。

確認しておいて良かったです。両親は今のところ元気ですが、70歳を超えているのでいつどうなるか分かりません。

やっぱり心の準備はしておきたいです。いざそうなった時に混乱しなくて済むからです。

延命治療は望むのか?

容態が急に悪くなった時、人工呼吸器をつけるかどうか?といったものが主なものになります。

これが事前に決められていないと、家族は相当悩み苦しむことになります。

本人の意識がない状態だと確かめようがありませんし、家族の意思で延命治療しない選択をした場合、まるで殺してしまうような錯覚に陥るからです。

家族としては生きていて欲しいと思う一方で、管だらけで機械によって生かされている大切な人を見るのも、それはそれで辛いものです。

何が良いことなのか?に、本当の正解はないけれど、ゆゆ子は本人がどうしたいか?という意思が尊重されるべきだと考えています。

介護費用はどうする?

もしも両親に介護が必要になった場合、費用はどちらが負担するのかといったお金の問題は見過ごせません。

両親の貯金額にゆとりがあれば良いのですが、貯金がない場合は子どもの方で負担するしかないでしょう。

親に貯金がないとしたら、今から積み立てをスタートしないと間に合いません。

でも我が家の経済状態では、親の介護と娘たちの大学進学と重なったら、正直援助したくても出来ません。

思い切って貯金がどれくらいあるのか聞いてみました。遺産の計算じゃないよ、と断りをしたうえで。

その貯金額を知って、心底安心しました。

おわりに

ゆゆ子の実家ではこういう話を、何の前触れもなくどんどん話しています。抵抗がないのは、父以外みんな医療関係者だからというのもあります。

病気になって入院することも、死も、特別な事ではなく身近にあるものでした。家族でそういう認識が共有されているので話しやすいのです。

夫方の家は医療関係者はおらず、やっぱり躊躇してしまい義両親とはまだできていません。

唐突に縁起でもない話をされることに、医療関係者ではないと慣れていない分、戸惑うと思うんですよね。

機会を見つけて、一度話し合わないと、と思ってます。