これから内科で看護師パートをしてみようと考えている人のために、内科クリニックでの看護師業務をご紹介します。
ゆゆ子が勤務しているのは、糖尿病を専門としている内科のクリニックですが、風邪や健康診断などの一般内科の診療もしています。
病棟勤務との大きな違い
病棟勤務の場合は、申し送り、検温、検査、清拭、ope出しなど、大まかな時間が決められている中で、優先順位を見極めてどの部屋から回るとか、頭の中である程度行動計画を立てながら動いていると思います。
クリニック勤務の場合は、予約の患者さんの他にも飛び込みの患者さんも大勢来院しますので、優先順位を組み立てるとか、行動をシミュレーションするといったことはしないで済みますが、臨機応変さが求められます。
ですが、重症の患者さんはまず来院されませんので、バタバタして大変ということはありません。
ま、ここら辺は、予想の範囲内ですかね?
タイムスケジュール
8:45 クリニック到着、ユニホームに着替える
9:00〜 診療開始、診療補佐、健診、各種検査、療養指導
12:30 午前診療終了
( 昼休み)
14:30〜 午後診療開始、診療補佐、各種検査、療養指導、フットケア、糖尿病手帳の記入
17:30 受付終了
18:00 午後診療終了、掃除
7月〜12月は市町村の特定健診が始まるので、忙しくなります。採血を失敗すると次の人を待たせてしまうので、どんどん押せ押せになってしまいます。
その上秋からはインフルエンザの予防接種が始まります。薬液を注射器に詰めるという単純作業も、量が多いとそれはそれで時間がかかり大変です。
これは、ゆゆ子の勤務しているクリニックは予防接種は予約制ではないので、あらかじめ詰めておくということが出来ないためです。
ただ医者のそばに立っているだけではダメ
自分が患者としてクリニックに行ったとき思ったのは、看護師はただそばにいて先生の指示があった時だけ動けばいいなんて楽そうだな、ということでした。
ゆゆ子が勘違いしていたのは、看護師は医者が指示してから動けばいいと思っていた点なのですが、実際は少し違います。
話の流れから次こういう検査の指示がくるな、というのが分かってくるので、先回りして機械にIDなどの情報の入力を済ませて置いたり、レントゲンの準備をしたり、すぐに採血ができるようにスピッツをセットしておいたりします。
基本的にはゆったりと仕事してますが、先読みして動くことを医者は期待してますね。
療養指導
これは糖尿病患者さんに、糖尿病の知識を身につけてもらったり、生活習慣が改善できるように相談に乗るといった業務です。基本予約制ですが、医者の指示で当日行うこともあります。
一人あたり約30分間あり、そのあとカルテに内容を記録します。
フットケア
足浴をして爪切りなどのケアをします。
糖尿病の患者さんで神経障害がある人や、目が見えにくい人、自分で切れない人を対象にやっています。
5mm以上の厚い爪を切るなんてことはザラで、悪戦苦闘しながら爪を切っています。
これも、ケアが終わったらカルテに記入します。
まとめ
内科のクリニックは比較的ゆったりして仕事ができるという話を、以前に聞いたことがあったのですが、ゆゆ子の勤務しているクリニックも例外ではなく、ゆったりしています。
ゆったりしながらも、先読みして準備を整えることがクリニックでの看護師業務かなって思います。